【観戦記】沼田高校×藤岡北高校(令和5年7月10日:小倉クラッチスタジアム)

大会2日目。春の関東覇者・健大高崎への挑戦権を賭けた試合は、この日、最高気温37.9度を記録した、桐生市の小倉クラッチスタジアムで行われました。

藤岡北の先発はエース内田君。キレのある直球ら130キロ台後半を記録。初回を三者凡退で危なげなく切り抜けます。

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沼田もエース松井君が先発。球速では内田君にやや譲るものの、デッドボールで出したランナーをダブルプレーで仕留め、こちらも初回を三人で片付けます。

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試合が動いたのは2回表。沼田の4番阿部大君がライト前ヒットを足がかりに一死一、三塁を作ると、7番佐々木君の内野ゴロの間に阿部君が生還し、沼田が1点を先制します。

追いつきたい藤岡北ですが、3回裏には二死二塁からサードライナー。4回裏には無死二塁から4番富澤君のセンターへ抜けるか、という当たりを、沼田のショート綿貫君がダイビングキャッチと、チャンスをものにできません。

一方の沼田は、4回には阿部颯君、佐々木君のタイムリーで3点、5回には阿部大君のタイムリスリーベースや相手バッテリーエラーで5点を追加し、試合を決定づけます。

意地を見せたい藤岡北は6回、ヒットとフォアボールで無死満塁の絶好のチャンスを作ると、4番富澤君がレフト前に弾き返して待望の1点。さらにスクイズでもう1点追加した後、8番野口君にもタイムリーが飛び出し、この回一挙に3点挙げます。

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しかし、7回以降は沼田2番手の戸丸君に反撃を封じられ、逆に8回には二つの押し出しで2点を献上。8回コールドで沼田が勝利しました。

 

・12安打を放った沼田打線は強力。序盤は攻め手を欠いていた印象ですが、叩きつけるバッティングができていた感じですね、

 

・藤岡北の内田君、最速は138km。序盤はいい感じだったのですが、味方エラー、バッテリーエラーがやや多かったですね。