【観戦記】前橋工業×常磐(令和5年7月16日:上毛新聞敷島球場)

今大会初の上毛新聞敷島球場でしたが、普段駐車している場所が工事で閉鎖されていたので、ちょっと戸惑いました…。

第一試合はシード前橋工業常磐高校の一戦。常磐というと、最近は上位進出が少ない気もしますが、春は桐一、昨秋は樹徳に敗れており、組合せに恵まれなかった部分もあったようですね。以下の記事には「眠れる獅子」と書かれていますが、さて。

https://monthly-charge.com/2022%e5%b9%b412%e6%9c%88%e5%8f%b7/13454/

常磐先発は右腕・高柳君。

初回、前工の一番佐野君にレフト前に運ばれ、犠打で一死二塁とされます。ここで、注目の打者・星野ひので君がレフトスタンドに叩き込む2ラン。前工が2点を先制します。

その裏、常磐は簡単に2アウトを取られますが、3番金井君の四球を足がかりに二死満塁のチャンスを作ります。6番関口君のバットに期待がかかりますが、ここは前工先発岡部君が踏ん張り、関口君を三振に仕留めます。

3回表、前工の2番坂田君がライト前ヒットで出塁すると、すかさずスチール。ここで常磐バッテリーは、星野君を申告敬遠で歩かせ、4番青木君との勝負を選択します。結果は、青木君が右中間にツーベースを放って二者が生還。青木君も6番野口君のタイムリーで生還し、前工が5対0とリードを広げます。

前工は4回にも、二死から連打で一、二塁を作ると、3番星野君がこの日2本目となる3ランを放ち、8対0と試合を決定づけます。

意地を見せたい常磐は4回裏、死球とライト前ヒットなどで一死二、三塁とチャンスを迎えると、8番佐藤君のショートゴロの間に城代君が生還。5回には4番寺西君のタイムリーと7番佐藤君の3ランで4点を挙げますが、投手陣が前工打線の勢いを止めることができず、7回コールド、17対5で前工が勝利をおさめました。

 

・前工打線爆発の試合でしたが、盗塁を5つ決めており、そつなく次の塁を狙う走塁も見事(2番坂田君のランニングホームランもありました)。「強い前工」ですね。

 

常磐打線も、5回裏には3連打プラスホームランと破壊力は充分。もう少し早いタイミングで打線を繋げたかったですね…。